老若男女から愛され、憧れの存在であり好印象のプロである「キャスター」。
そんな好感度の高いキャスターをお招きし、
普段から番組衣装として選ばれているCELFORDの新作を着用いただきながら、
全方位から好かれる服の選び方やヘアメイク、人との接し方などをお話しいただく連載第2弾。
今回は3人のお子さんを育てながら様々な番組で活躍されている
元TBSアナウンサーの枡田絵理奈さん。
第一印象を良くする仕事服
「色か形、どちらかはオーソドックスなものを」
どんなにお洒落な格好でも、トレンドの強すぎるもので固めてしまうと少し近づき難い印象になりますよね。とはいえ無難過ぎてもつまらない。
なので、仕事の時は常に「色や形のどちらかがオーソドックスなもの」を選ぶようにしています。
白やネイビーの場合は就活生風にならないよう、ブラウスなら襟や袖、生地などに工夫があるものにしたり、カラーアイテムの場合はデザインをベーシックなものにしたり。
相手に不快感を与えないよう、やりすぎない格好を心がけています
「シワを気にせず過ごせる服で」
収録や取材の待ち時間や移動などで仕事中座ることが多いのですが、
服にシワがあるとだらしない印象になるので、
上下ともにシワになりにくい素材を選ぶようにしています。
その点からもCELFORDの服はプライベートでも衣装としてもよく使っています。
手入れもしやすく動きやすく品もあって、
重宝させていただいてます
全方位に愛されるメイク法
「清潔感が命!健康的な艶肌でも
テカテカにならないよう」
アナウンサーの仕事の時は、とにかく「清潔感」を大事にしています。
いくら艶肌が流行っていてもテカテカになっていると気になってしまいますし、まばたきするたびにキラキラ光るラメのシャドウなども、見ている方がニュースに集中できなくなってしまうこともあります。
シャドウはヌーディーカラーやブラウン系、リップもナチュラルに血色が良くなる色。
あと親しみやすさも大切なので、アイラインを長めにしたいときはライナーをブラウンにするなど、キツく見えない工夫をしています
キャスターの仕事で大切にしていること
「準備・下調べはしっかりと」
新人時代から、「準備」をしっかりするを心がけています。
ご一緒する相手の方の本があれば読み、
YouTubeや出演作品を見たりスポーツ選手ならスコアなどの記録を確認したり。
取材慣れしている方は「またこの質問か」とならないよう、
「初めて質問されたことを話せて、今日は新鮮で楽しかった」と思ってもらえるように。
TBSを退社して6年。
普段は広島で子育てに追われる日々を送っていますが、
仕事の時には、移動時間がたくさんあるため、
その中でアナウンサーモードにスイッチし、
徹底的に台本や資料を読み込んだりしています。
「キャスターは“伝えることが仕事”というのを忘れない」
キャスターは、名脇役的な存在だと思っていて。
だからどんなにお洒落な服やメイクをしていても、
インパクトが強すぎるとニュースが頭に入ってこなくなってしまうんです。
食レポなどの情報番組でも、
キャスターは「伝える側」であることを常に忘れないようにしています。
あと仕事中に気をつけているのは、
誰にでもきちんと挨拶をして疲れた顔を見せないこと。
例えば面識のない人と一緒のエレベーターの中で疲労困憊な顔をしていたら、
「あ、枡田絵理奈って…」と視聴者の方は思ってしまいます。
人の印象は一瞬で判断されてしまうもの。
常にいい印象を持ってもらうためにも笑顔で挨拶をする、
丁寧な暮らしをするなど当たり前のことをきちんとしていきたいものです
![プロフィール画像](/s/210907CFD/img/img_07.jpg)
枡田絵理奈 ますだえりな
1985年12月25日生まれ。
2008年にTBSに入社。
2009年より料理番組「チューボーですよ!」の5代目アシスタントを務める。
「スーパーサッカーJ」、「ひるおび」、「クイズタレント名鑑」など
様々なジャンルの番組に出演。
2015年にTBSを退社後、フリーアナウンサーとして3人の子育てをしながら
テレビ、ラジオ、雑誌などで活躍中。
後編は、枡田さんが考える好印象な“スキ”がちょっとあるファッション、
髪型、毎日持ち歩いているアイテムをご紹介します!
(9.21公開)
- STAFF -
Photograper : Shusei Arima(MOUSTACHE)
Hair&Make : Masaaki Fukugawa
Writer : Yuko Aoyama(White Agency)
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